藤本美貴とサンチャゴ・ソラーリのビフィズス金曜日

「こんにちは。武器でいうと斧が似合う藤本美貴です。」

「こんにちは。アルゼンチンの変態ドリブラーサンチャゴ・ソラーリです。藤本さん今日もかわいいですね。」

「なんでもティつければいいってもんじゃないんですよ!」

「えーーーー!?どこにもつけてないし・・・」

「すいません、とりあえずキレるみたいなキャラ、やっぱ望まれてるのかなって」

「やめて!計算高さに裏打ちされたキャラの片鱗を見せるのはやめて!!せめてかわいい美貴様キャラでやっていこうよ」

「まあかわいいとかいっても、夜とか無茶してますけどね。」

「こらーー!!」

「横道それまくってますんで、そろそろ強引に本題へ軌道修正しますか。」

「うわーん、そうしようよー」

「泣くなよ・・・」

UEFAチャンピオンズリーグ・クオーターファイナル2nd Leg:バイエルン 3-2 (agg 5-6) チェルシー at オリンピア・シュタディオン

バイエルン:65分ピサーロ、90分ゲレーロ、90分ショル
チェルシー:30分フランク・ランパード、81分ディディエ・ドログバ

「いやー強いですねチェルシー、監督がいないのに。」

「監督はいなかったけど、今シーズンのチームの戦い方の復習みたいな試合だったね。中盤はある程度好きにもたせるけど、バイタルゾーンでは完全に仕事をさせなかった。相手が一息つくと人数をかけて奪い、即効のカウンター。終始チェルシーペースだったように思うよ。」

「右サイドバックには若手のフート選手が起用されましたけど、そのエリアは少しバイエルン側のゼ・ロベルト選手に分があったように見えましたね。」

バイエルンも狙ってきてたしね。でもカルバーニョやジョーコールがうまくカバーしてたし、何より中に入れられてもきちんと対処できてたからね。やはり上手く守っていたと言えると思うよ。」

「アウェイながら常にチェルシーが先行する展開で、心理的にも相当優位にたってましたね」

「結局試合を決めたのはドログバの2点目だったんだけど、あそこは別に崩されたわけではないんだよね。でも1戦目から狙われまくっていた、コバチとの空中戦で完全にドログバが上をいってしまってゴール。そこを修正しきれなかったのが敗因かな、でもどうしようもない部分でもあるんだけどね。」

「もうあの時点で試合終了だと思いましたよ美貴」

「多分世界中の人がそう思っただろうね、ピエール西岡も決まりですとか言っちゃってたし。ただあの状況からホームの勝利にまでもっていったバイエルンはすごいよ。」

オリンピアシュタディオンでの敗戦が見れるかと思いましたけどね」

「負けてもドイツの王者としての誇りを貫いたというところだね。」

「感動しました。」

UEFAチャンピオンズリーグ・クオーターファイナル2nd Leg:インテル 0-1 (agg 0-3) ACミラン at ジュゼッペ・メアッツァ

ミラン:30分シェフチェンコ
75分試合中止。


「流石ですね〓インテルは」

「今年数々の衝撃を与えたインテル劇場の最後のイリュージョンってとこだね。もちろん選手には悲劇だけど。」

「でもあれ発煙筒ぶつけられたジーダ選手、なんで逃げなかったんですかね」

「うーん、まあ明らかに挑発してたよね・・あの状況じゃとりあえず避難するのが正しい判断だと思う。」

「試合の方はどうでしたか」

ミランはやはり完成度が高いよ。速攻ならもちろんトップにシェフチェンコという世界最強のストライカーがいて、更にカカのドリブルがある。また、遅効でも攻撃陣が押し上げることで、司令塔のピルロがフリーでさばけるようになって厚みのある攻撃が展開される。これは止められないね。」

インテルの攻撃はどうでしたか」

ミランの守備が素早く整ってしまって、スペースを消していたからどの攻撃も手詰まり感があったね。やっとで抜けても、ネスタ、スタムという世界最高の壁と、今ノリまくっているジーダインテルの攻撃陣をもってしても破るのは容易ではない、と」

「やっと得点したと思ったらノーゴール判定ですしね。」

「少し厳しいジャッジだったかもね。個人的にはクラッキーカンビアッソをしばらくファンデルメイデだと勘違いしてたのが面白かったけど」

「生え際がね・・・」

「ハッ。藤本さんが遠い目をしている・・・」

J1第5節 ジュビロ磐田 1-3 ジェフユナイテッド市原・千葉 スタジアム ヤマハスタジアム(磐田)
ジュビロ:62分カレン ロバート
ジェフ:12分佐藤 勇人、19分斉藤 大輔、61分羽生 直剛

「だめだめですねジュビロ

「ちょっと厳しくなってきたね、早々にセットプレイで2失点、意図しないアクシデントで交代枠2消費、と少し不運な面もあったけど。」

「はっきり言って2失点食らった時点で全く追い上げれる雰囲気がなかったですね。」

「ボールの収まりどころがなかったし、ジェフのプレスを捌けてなかったね。ターンオーバー制を意識してるのはわかるけど、ジェフ相手に主力抜きでこの結果は山本監督、見立てが甘かったということだろうね。」

「なんでトップ下前田選手じゃなくて成岡選手だったのか不思議でした。」

「まあ結局は結果が全てだからね。変化をつけて結果が出なければ責められるのは監督の仕事なんだよね。ただやっぱり個人的には毎年Jでベストゲームとなるこのカード、更に今年は遺恨が絡まって盛り上がっていただけにベスト同士の戦いは見たかったよね。」

「後半戦に期待してます。監督変わってるかもしれないし」

「うわー」