ゴールデンアイドルポップス大賞2005・夏(上半期)

THE スーパーリスナークラブ張本さん
http://bany.bz/paarisu/
でやっているこのアンケート、いつも痒いところを突いてくるこのサイトなんですけど、もうライナップ見てるだけでゾクゾクしてきますよね。前回はニヤニヤしながら拝見してるだけでしたが、今回は偏った音楽観と、自慢にならないアイドルソング視聴暦を総動員して、票を投じてみようかと思います。
ハロプロ票は一人三票までらしいです、まあ今アイドルソングってハロプロの独占市場状態ですしね、でもそのクオリティは他のアイドルソングを揺るがすものかと言ったら、正直そうでもないというのが素直な感想。ハロプロヲタの自分ですが、ハロプロに投票すべき楽曲がパッと思いつきません。
ついでに言うと投票の基準が「アイドルポップスであると思うもの」なんですけど、自分がどこまでその基準に忠実に選考できるのかも、全然わかりません。王道であったり、歌ってる方のタレント性だったり、時代性なんかも考慮してしかるべきなのでしょうが、自分がチョイスするポイントはただ一点、自分好みの楽曲であるということだけなので、もしかしたら全然見当違いの投票になるのではないかという不安も持っています。
ウダウダと言い訳が長くなっていますが、全部「それって逆にロックやん」というある人物の名言を拠り所とし、ロックこそがアイドルソングというわけのわからない信念でいきたいと思います。

自分の選んだ楽曲は以下

1.
Sunday
04.20「ウソツキBOY」(Single)

2.
北出菜奈
06.01「KISS or KISS」(Single)

3.
CHiYO
06.01「アリス道」(Single)

4.
SAYAKA
01.19「上弦の月」 (Single)

5.
SweetS
06.01「ミエナイツバサ」(Single)

6.
dream
03.02「そよ風の調べ/STORY」(single)

7.
PARADISE GO!!GO!!
04.13「Faraway/JUST SHINY TONIGHT」(Single)

8.
HIGH and MIGHTY COLOR
06.22「RUN☆RUN☆RUN」(Single)

別に順位などつけなくてもよいのですが、個人的優先順位も付加してみました。正に無駄情報。
川嶋あいの「希望と絶望」や加藤ミリヤ「ロンリーガール」もポイントポイントで好きな部分はあるのですが、ここら辺はアイドルソングとしては違うかな、という判断をしました。
一応ここで投票としては終了で、後は個人的自己満足の為のランキング理由をつらつらと

ウソツキBOY

ウソツキBOY

今年上半期、自分の中で女子部門トップを独走する(ちなみに男性部門はレミオロメンの南風)この「ウソツキBOY」、m-floプロデュースというその響きを裏切ることなく、センスのよい打ち込みとノリのいいメロディーが非常に聞き心地の良い一曲。随所に入れられたバーバルのかけ声がウザイという意見もあるだろうが、そんなものはm-flo自体でも女性ボーカルと組んだ時は、毎回のことであるし、そもそもハロプロでずっとつんくのオッサンのあえぎ声を聞かされてるこの身にはもはや何の障害にもならないのである。
この様な正にオシャレな曲と形容すべき曲が、例えば後藤真希や、松浦亜弥に与えられてくれればなあ・・と妄想する自分もいるのだが、だが真剣にシュミレートすればするほどこのような曲では一部に高い評価を得ることはできても、国民的アイドルには成り得なかっただろうなと思うことも事実で、この曲の素晴らしさの向こうにつんく兄さんの偉大さも感じてしまうのは、やはり私がモーヲタであるからなのだろう。なんだこのまとめ。

KISS or KISS

KISS or KISS

最初に、その名前から「これは絶対ビーイング系だ」と思ったのだが、どうやら違うみたいだ、どうでもいいが。
この曲で槇原敬之の「モンタージュ」を思い出すのは絶対私だけではないと思うのだが、そんなことを気にしている輩を今だネットで見たことがない、まあそもそも調べてもいないが。
最初に軽快なサビで始まり、そのテンションを維持しつつ最後まで聞かせきるこの力強さ。その疾走感は何故かもう一度リピートしたいという欲求を起こし、そしていつの間にか口ずさんでいる自分に気がつくのだ。

アリス道

アリス道

これはアイドルなんですか?と逆に聞きたいぐらいこの人自身については何も知識が無いのだが、とにかく導入部、イントロの出来が素晴らしい。何かを期待させるスケールの大きさを感じさせるスタート、ここが異常に気に入ってしまい過度の期待をかけてしまった結果、実際の歌部分では「あれ・・・?」と思ったことも事実なのだが、こうして何度も聞いてしまっている現在、楽曲として、やはりこれしかないなという気もする。とにかくメロディーラインの美しさが自分好み、ただそれだけの一曲である。

上弦の月

上弦の月

歌という部分に関しては散々な言われようのSAYAKAだが、その提供される曲の質は結構高いと思っていた自分。その中でも、これは力強さと歌質がいい感じでマッチしてる楽曲だと思う。畳み掛けるよなサビも好み。
だが、映像的にはバックで激しく頭を振りながらギターをかき鳴らすバックバンドが面白かったことしか思い浮かばない、かわいいとは思うけどね。

ミエナイツバサ(DVD付)

ミエナイツバサ(DVD付)

えーと、もう解散したんですっけ?本人達にはほとんど興味がないのだが、とにかく前から言い続けてきたように、その提供曲のクオリティは異質の一言。自分の知る中でここまで不遇を受けた作曲家もいないだろう、知らないけど。
今までずっと高水準を維持してきたSweetSではあるが、この曲は少し狙いを変えたという印象。曲自体の品質は落ちても、キャッチーさを第一に考えましたという印象である、だがそれがアイドルソングとして考えた場合SweetSとして、語るべき作品になったというのも皮肉な話。余談だが、これを通勤の際などにヘッドホンで聞いていると非常にサビの部分でのハァーハァーが耳障りである。どういう効果を考えてこんな構成にしたのかしらないが、個人的にはありえないと言わせていただく。

そよ風の調べ/STORY

そよ風の調べ/STORY

ラブジェネではほとんどプロモらしいプロモをしなかったdreamであるが、この曲ではちょくちょく歌っているところを拝見した。どう考えても力加減を間違っていると思うのだが、この曲も実は悪くない。特筆すべきところはないのだが、曲として抑えるところは抑えたまあまあのものに仕上がっていると思う。ただ、dreamが今更無難なアイドルソングを歌っても、何のケミストリーも発生しないし、いわゆるジリ貧だと思うのだが、かと言ってキワモノを出しても鼻で笑われるだけなのだろう。これは大変だ。人事だけど。

Faraway

Faraway

何人いるかも知らないし、考えたくも無いパラゴーなんですが、この曲こそ現代の王道アイドルソングでしょう。みんなで連呼するサビ、伸びやかなメロディー。どこも非の打ち所のない、隙の無いアイドルソングです。それだけに面白みがないとも見えるんですが、間に二度差し込まれる「ヘーヘイヘヘヘイ」のインパクトが強烈過ぎて、終わったらそこしか覚えていないという印象が自分の中で面白いのでアリ!。お前らそれ言いたいだけちゃうん?という、ね

RUN☆RUN☆RUN

RUN☆RUN☆RUN

この人達をアイドルということに何の疑問も無いというわけではないのだが、ボーカルのマーキーがかわいいことと、曲のどうしようもない軽薄さで多めに見てもらいたい。
もちろん私も皆さんと同じように、この人達を事務所に面白名前をつけられた被害者ぐらいにしか思ってなかったし、後ろのラップの男はいらないんじゃないかと思っていた。だがこの曲にて彼らは後ろでゴーゴー言ってるという新しい形を遂に掴んだのだ、明らかに引き出しの少なそうな(勝手な)イメージの中で、これだけキャッチーな曲を出してきたのもそれなりに衝撃だったし、この2流感が結構好きな私を再確認させてくれたということで評価したい。


ということで終わりである、どれだけ書いてんだよという感じだし、完全に自己満足の世界で終了しているのだが、書いてる私自身が楽しかったので良しとしたい。こうして見ると私の音楽生活の中でアイドルソングが入り込むパーセンテージはやはり高く、その素晴らしさを再確認するのである。これからも、人には聞かせられないアイドルソングをひっそりと嗜む私でありたい。そんな私が今現在聞いているのはつんく氏のセカンドアルバム「タイプ2」から-Memory 青春の光-である、感想は「だめだこりゃ」